城隍爺:守護陰陽界的正義神明 EP199

城隍爺:跨越生死的正義神明,守護陰陽兩界的故事

みなさん、こんにちは。OK日文へようこそ。OK先生です。

今日(きょう)のテーマは、ちょっと不思議(ふしぎ)で、そしてどこか背筋(せすじ)がピンとするような、でも人情味(にんじょうみ)あふれる神(かみ)さま――「城隍爺(じょうこうさま)」についてのお話(はなし)です。

一、城隍爺(じょうこうさま)とは?

「城隍(じょうこう)」という言葉(ことば)、もともとは「城(しろ)」と「隍(ほり)」を意味(いみ)します。

つまり、「城(しろ)を守(まも)る防(ふせ)ぐ」という意味(いみ)ですね。

ところが昔(むかし)の人(ひと)は、「形(かたち)ある城(しろ)にも魂(たましい)が宿(やど)る」と考(かんが)えました。そうして生(う)まれたのが、町(まち)を守(まも)る霊(れい)の官(かん)――城隍爺(じょうこうさま)です。

彼(かれ)はまるで、「霊界(れいかい)の市長(しちょう)」あるいは「陰間(よみ)の知事(ちじ)」といった存在(そんざい)です。表(おもて)と裏(うら)で世界(せかい)を守(まも)る、そんな神(かみ)さまなのです。

二、城隍爺の役目(やくめ)

城隍爺の仕事(しごと)は、一言(ひとこと)でいえば「正義(せいぎ)の番人(ばんにん)」です。

昼(ひる)は人々(ひとびと)の暮(く)らしを見守(みまも)り、夜(よる)は魂(たましい)を裁(さば)く。まさに「昼(ひる)は陽(よう)の官(かん)、夜(よる)は陰(いん)の官(かん)」と言(い)われます。

陽(よう)の世界(せかい)では

災(わざわ)いや病(やまい)を防(ふせ)ぐ。

町(まち)の平和(へいわ)を保(たも)つ。

人々(ひとびと)の心(こころ)に正直(しょうじき)さを思(おも)い出(だ)させる。

陰(いん)の世界(せかい)では

死者(ししゃ)の善悪(ぜんあく)を見極(みきわ)める。

嘘(うそ)をつく者(もの)には報(むく)いを、正(ただ)しく生(い)きた者(もの)には救(すく)いを与(あた)える。

つまり、彼(かれ)の前(まえ)では「天網恢恢(てんもうかいかい)、疎(そ)にして漏(も)らさず」。どんな小(ちい)さな悪事(あくじ)も、必(かなら)ず見抜(みぬ)かれてしまうんです。

三、城隍爺の姿(すがた)

城隍爺の姿(すがた)は、まるで古代(こだい)の役人(やくにん)。黒(くろ)い官帽(かんぼう)をかぶり、長(なが)いひげをたくわえ、表情(ひょうじょう)は常(つね)に冷静沈着(れいせいちんちゃく)。

しかしその目(め)は、「鬼(おに)の目(め)にも涙(なみだ)」といわれるように、人(ひと)の情(じょう)(なさけ)を忘(わす)れない、温(あたた)かさを秘(ひ)めています。

彼(かれ)の左右(さゆう)には「黒白無常(こくびゃくむしょう)」や「牛頭馬面(ごずめず)」など、陰(いん)の世界(せかい)の使者(ししゃ)たちが控(ひか)えています。

一見(いっけん)こわそうですが、彼(かれ)らもまた、正義(せいぎ)の秩序(ちつじょ)を守(まも)る存在(そんざい)です。

四、有名(ゆうめい)な城隍廟(じょうこうびょう)

台湾(たいわん)では、「新竹城隍廟(しんちくじょうこうびょう)」や「台北霞海城隍廟(たいぺいかかいじょうこうびょう)」が有名(ゆうめい)です。

特(とく)に七月(しちがつ)の「城隍出巡(じょうこうしゅつじゅん)」は大(おお)きな行事(ぎょうじ)です。

太鼓(たいこ)の音(おと)が鳴(な)り響(ひび)き、提灯(ちょうちん)が夜空(よぞら)に揺(ゆ)れると、まるで「死者(ししゃ)と生者(しょうじゃ)の境(さかい)」が一瞬(いっしゅん)なくなるようです。

この瞬間(しゅんかん)、人々(ひとびと)は「神(かみ)も仏(ほとけ)も、身近(みぢか)にいる」と感(かん)じるのでしょう。

五、城隍爺に願(ねが)うこと 

人々(ひとびと)が城隍爺に願(ねが)うのは、単(たん)なる幸運(こううん)ではありません。

「正義(せいぎ)を貫(つらぬ)きたい」

「冤罪(えんざい)を晴(は)らしたい」

「家庭(かてい)を平和(へいわ)にしたい」

そんな“心(こころ)の叫(さけ)び”を、神(かみ)さまに託(たく)します。

だからこそ、警察官(けいさつかん)や裁判官(さいばんかん)、公務員(こうむいん)たちは今(いま)でも城隍爺に深(ふか)く祈(いの)ります。

彼(かれ)らにとって、城隍爺は「心(こころ)の支(ささ)え」なんですね。

六、現代(げんだい)の城隍信仰(じょうこうしんこう)

スマホのおみくじアプリまで登場(とうじょう)する現代(げんだい)ですが、人々(ひとびと)の心(こころ)の奥(おく)には、いまも「お天道(てんとう)さまが見(み)ている」という感覚(かんかく)が残(のこ)っています。

たとえ夜(よる)が深(ふか)くても、

「闇夜(やみよ)のあとには必(かなら)ず夜明(よあ)けがくる」。

そう信(しん)じさせてくれる存在(そんざい)――

それが、城隍爺(じょうこうさま)なのかもしれません。

七、まとめ

城隍爺(じょうこうさま)は、この世(よ)とあの世(よ)をつなぐ正義(せいぎ)の神(かみ)。

見(み)えないところで、今日(きょう)も「袖(そで)すり合(あ)うも他生(たしょう)の縁(えん)」の人々(ひとびと)を、静(しず)かに見守(みまも)ってくれています。

「善(ぜん)を積(つ)めば福来(ふくき)たる」。

あなたの一日(ついたち)を、どうか城隍爺がやさしく見守(みまも)ってくださいますように。

それでは、今回(こんかい)のPodcastはここまでです。

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また日本(にほん)と台湾(たいわん)に伝(つた)わる「神(かみ)さま」や「妖怪(ようかい)」のお話(はなし)をお届(とど)けします。

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