今天要來介紹 媽祖成神之前的故事,希望大家會喜歡。
今日は「媽祖(まそ)」こと「天上聖母(てんじょうせいぼ)」のストーリーを紹介していきたいと思います。
媽祖(まそ)は航海、漁業の守護神として、世界中でかなりの人たちに信仰されています。そして、毎年世界の宗教三大祭りとも呼ばれる盛大な祭りが開かれています。
では、ストーリーのほうに入ります。
昔、福建省の林家には五人の娘と一人の息子がいました。林家はもう一人息子がほしいと思い、常に観音菩薩に祈りを捧げました。
ある晩、林家の奥さんは夢を見ました。
そして、こう言いました。
「夢をみたんです。その夢の中で、観音菩薩が蓮の花をくださったんです。」
それから、なんと、その数日後に妊娠したのです。
しかし、残念ながら7人目の子供は女の子でした。
少し失望しましたが、女の子の赤ん坊にも愛情をもって接しました。
この7人目の女の子はずっと静かなまま、めったに泣かないため、「林默(りんもく)」と名づけました。
林默(りんもく)は生まれながらに頭がよく、優しい性格をしています。
8歳のときに私塾に通い、13歳のときに年老いた道士、名は「玄通(げんつう)」と言い、林家に托鉢をしに来ました。
林黙(りんもく)の雰囲気がほかの人とは違うため、弟子にして、修行させようとしましたが、林家の夫婦が認めなかったため、年老いた道士は神書を林黙(りんもく)に渡して帰りました。
その神書は医術の本で、林黙(りんもく)はそれを勉強して人々を助けたため、みんな林黙(りんもく)に感謝していました。
そして、数年後が経ち、林黙(りんもく)がお寺に行ったときに、となりの井戸から凄まじく強い水柱が出てきたため、みんなそれを見て逃げました。
林黙(りんもく)だけは違って、その場でじっと待っていました。
しばらくしたら、水の柱の中から神様が出てきて、林黙(りんもく)に神器を渡しました。そして、神様はこう言いました。
「私は天帝の神将だ。この災難を打ち消せる神器をおまえに渡そう。うまく使え。」と言い、すぐに消えました。
そして、林黙(りんもく)は神器を勉強し、色々な法術が使えるようになり、たくさんの人々を助けました。
また、ある日、林黙(りんもく)の父と兄が二人で船に乗って、海に出かけました。
帰りは波が大きく、大変な状態に陥りました。
林黙(りんもく)は家でそれを感じたので、ずっと観音菩薩に祈りを捧げました。
そして、なんと林黙(りんもく)の魂が飛び出て、赤い光も出現し、海にまで伸びていきました。
この時、林黙(りんもく)の父と兄の二人が海に落ちて、助けを待っていたところ、林黙(りんもく)の魂が赤い光に乗ってきました。
林黙(りんもく)の両手は父をつかみ、口で兄の服をつかんで、岸に向かいました。
しかし、家にいる母が林黙(りんもく)のことが心配で、口を開けて水を飲ませました。
水を飲んだことが原因で、兄は再び海に落ちました。父を岸までなんとか運びましたが、兄の姿はもうどこにもありませんでした。
この災難を経て、林黙(りんもく)は大海の無情さと危険さを痛いほど嚙み締めました。
また、村の人がなにか困りごとがあれば、すぐ林黙(りんもく)に助けをもとめました。
なにせ林黙(りんもく)は天候の変化が予測でき、海の遭難者も救助できるため、たくさんの人々に愛されていました。
林黙(りんもく)は同じ場所にいては、助けられる人が限られてくると思い、28歳のときに、両親に別れを告げて、神様になりました。
福建省の人々が林黙(りんもく)が神様になったと知ったあと、林黙(りんもく)のお寺を作りました。
そして、林黙(りんもく)ではなく、「媽祖(まそ)」と呼ばれるようになりました。
「媽(ま)」は福建省南部の女性に対する敬称で、「祖(そ)」は先人に対する敬称です。
以上、「媽祖(まそ)」のストーリーでした。
みなさんいかがでしたか。
リピートタイム
1・遭難者:遇難者
2・岸:岸邊
3・祈りを捧げる:祈禱
4・神器:神器
5・托鉢:化緣