EP163【關聖帝君成神前的故事 編】

みなさん、「(かん)(せい)(てい)(くん)」こと「関羽(かんう)」のことは(し)っていますか。

(かん)(せい)(てい)(くん)」は「関羽(かんう)」が死後(しご)神格(しんかく)()された名前(なまえ)です。

(かん)(せい)(てい)(くん)非常(ひじょう)忠義(ちゅうぎ)武勇(ぶゆう)(すぐ)れた人物(じんぶつ)で、中国(ちゅうごく)だけでなく、周辺(しゅうへん)中華(ちゅうか)(けん)(くに)(ぐに)でも(ひろ)信仰(しんこう)されています。

今日(きょう)(かん)(せい)(てい)(くん)神様(かみさま)になるまでのストーリーをご紹介(しょうかい)します。

1・関羽(かんう)生涯(しょうがい)伝説(でんせつ)

関羽(かんう)三国(さんごく)時代(じだい)(しょく)(かん)武将(ぶしょう)で、劉備(りゅうび)張飛(ちょうひ)(とも)義兄弟(ぎきょうだい)(ちぎ)りを()わしました。

(かれ)のイメージは赤兎馬(せきとば)()り、青龍(せいりゅう)偃月(えんげつ)(とう)()ち、たくさんの(たたか)いで活躍(かつやく)したといったイメージです。

しかし、(のち)()()らえられ、219(ねん)処刑(しょけい)されました。関羽(かんう)死後(しご)神格(しんかく)()(はじ)まります。

2・神格(しんかく)()(はじ)まり

関羽(かんう)死後(しご)、すぐに神様(かみさま)として(あが)められたわけではなく、(いろ)(いろ)伝説(でんせつ)歴史(れきし)(てき)背景(はいけい)によって神格(しんかく)()されました。

関羽(かんう)(れい)曹操(そうそう)(ゆめ)(あらわ)れた(はなし)と、関羽(かんう)(れい)僧侶(そうりょ)(ゆめ)(あらわ)れ「(さと)りを(ひら)きたい」と(ねが)ったという逸話(いつわ)(のこ)っています。このことから、関羽(かんう)仏教(ぶっきょう)護法(ごほう)(じん)として信仰(しんこう)されるようになりました。

3・霊験(れいげん)あらたかな伝説(でんせつ)

(そう)時代(じだい)突然(とつぜん)戦場(せんじょう)(あらわ)れた関羽(かんう)(れい)(そう)(ぐん)(たす)けたと()われています。

これをきっかけに、関羽(かんう)は「(たたか)いの(かみ)」として信仰(しんこう)されるようになりました。

また、関羽(かんう)生前(せいぜん)信用(しんよう)(おも)んじる人物(じんぶつ)なので、商人(しょうにん)たちは(かれ)を「誠実(せいじつ)象徴(しょうちょう)」として崇拝(すうはい)し、商売(しょうばい)繁盛(はんじょう)神様(かみさま)として信仰(しんこう)するようになりました。

4・歴代(れきだい)皇帝(こうてい)による封神(ほうしん)

次第(しだい)関羽(かんう)民間(みんかん)信仰(しんこう)だけでなく、歴代(れきだい)中国(ちゅうごく)皇帝(こうてい)によって正式(せいしき)(かみ)として(みと)められました。

(そう)時代(じだい)では、(そう)皇帝(こうてい)関羽(かんう)を「()(ゆう)武安(ぶあん)(おう)」として(たた)え、正式(せいしき)(かみ)として崇拝(すうはい)しました。

そして、(みん)時代(じだい)になると、関羽(かんう)名声(めいせい)はさらに(たか)まり、「(かん)(せい)(てい)(くん)」という名前(なまえ)(あた)えられました。このことから、関羽(かんう)(たん)なる(かみ)ではなく、(くに)(まも)最高位(さいこうい)神様(かみさま)の「(てい)(くん)」とされました。

また、(しん)時代(じだい)になると、関羽(かんう)は「三界(さんかい)(ふく)()大帝(たいてい)神威(しんい)(えん)(ちん)(てん)(そん)(かん)(せい)(てい)(くん)という最高(さいこう)称号(しょうごう)(さず)かりました。

これは、(てん)()(じん)のすべてを(まも)(かみ)としての地位(ちい)確立(かくりつ)したという意味(いみ)です。

5・信仰(しんこう)(ひろ)がり

関羽(かんう)()(しん)商売(しょうばい)繁盛(はんじょう)(かみ)学問(がくもん)(かみ)として(ひろ)信仰(しんこう)されるようになりました。

()(しん)として(まつ)られるのは、軍人(ぐんじん)警察官(けいさつかん)(いくさ)仕事(しごと)安全(あんぜん)(いの)ります。

商売(しょうばい)繁盛(はんじょう)(かみ)として(まつ)られるのは、関羽(かんう)信用(しんよう)(おも)んじる性格(せいかく)なので、商人(しょうにん)たちは商売(しょうばい)繁盛(はんじょう)(いの)ります。

学問(がくもん)(かみ)として(まつ)られるのは、関羽(かんう)は「春秋(しゅんじゅう)」という書物(しょもつ)愛読(あいどく)していたことから、学問(がくもん)(かみ)としても信仰(しんこう)されるようになりました。

以上(いじょう)、5つ(かん)(せい)(てい)(くん)神様(かみさま)になった経緯(けいい)でした。

民間(みんかん)信仰(しんこう)されて、(のち)皇帝(こうてい)正式(せいしき)(かみ)として(ほう)じられた(せき)(せい)(てい)(くん)は、現在(げんざい)では、()(しん)商業(しょうぎょう)(かみ)学問(がくもん)(かみ)として、世界(せかい)(じゅう)信仰(しんこう)されています。

リピートタイム:

1・経緯(けいい):經過

2・(まつ)る:祭拜、供奉

3・(おも)んじる:重視、看重

4・(たた)える:讚揚

5・封神(ほうしん):封神


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