今天要來介紹關聖帝君成神前的故事。
みなさん、「関聖帝君」こと「関羽」のことは知っていますか。
「関聖帝君」は「関羽」が死後に神格化された名前です。
関聖帝君は非常に忠義と武勇に優れた人物で、中国だけでなく、周辺の中華圏の国々でも広く信仰されています。
今日は関聖帝君が神様になるまでのストーリーをご紹介します。
1・関羽の生涯と伝説
関羽は三国時代の蜀漢の武将で、劉備と張飛と共に義兄弟の契りを交わしました。
彼のイメージは赤兎馬に乗り、青龍偃月刀を持ち、たくさんの戦いで活躍したといったイメージです。
しかし、後に呉に捕らえられ、219年に処刑されました。関羽の死後に神格化が始まります。
2・神格化の始まり
関羽の死後、すぐに神様として崇められたわけではなく、色々な伝説や歴史的背景によって神格化されました。
関羽の霊は曹操の夢に現れた話と、関羽の霊が僧侶の夢に現れ「悟りを開きたい」と願ったという逸話が残っています。このことから、関羽は仏教の護法神として信仰されるようになりました。
3・霊験あらたかな伝説
宋の時代に突然戦場に現れた関羽の霊は宋軍を助けたと言われています。
これをきっかけに、関羽は「戦いの神」として信仰されるようになりました。
また、関羽は生前、信用を重んじる人物なので、商人たちは彼を「誠実の象徴」として崇拝し、商売繁盛の神様として信仰するようになりました。
4・歴代の皇帝による封神
次第に関羽は民間信仰だけでなく、歴代の中国の皇帝によって正式に神として認められました。
宋の時代では、宋の皇帝は関羽を「義勇武安王」として称え、正式に神として崇拝しました。
そして、明の時代になると、関羽の名声はさらに高まり、「関聖帝君」という名前が与えられました。このことから、関羽は単なる神ではなく、国を守る最高位の神様の「帝君」とされました。
また、清の時代になると、関羽は「三界伏魔大帝神威遠鎮天尊関聖帝君という最高の称号を授かりました。
これは、天、地、人のすべてを守る神としての地位を確立したという意味です。
5・信仰の広がり
関羽は武神、商売繁盛の神、学問の神として広く信仰されるようになりました。
武神として祀られるのは、軍人や警察官が戦や仕事の安全を祈ります。
商売繁盛の神として祀られるのは、関羽は信用を重んじる性格なので、商人たちは商売繁盛を祈ります。
学問の神として祀られるのは、関羽は「春秋」という書物を愛読していたことから、学問の神としても信仰されるようになりました。
以上、5つ関聖帝君が神様になった経緯でした。
民間で信仰されて、後に皇帝に正式の神として封じられた関聖帝君は、現在では、武神、商業の神、学問の神として、世界中で信仰されています。
リピートタイム:
1・経緯:經過
2・祀る:祭拜、供奉
3・重んじる:重視、看重
4・称える:讚揚
5・封神:封神